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【塗装の豆知識】下地処理のケレンって何?

2021.01.29

ご覧になっていただきありがとうございます。代表の工藤です(^^)/

 

 

 

今回、ケレンについてお話していこうと思います。

 

皆様、ケレンって聞いた事はあるでしょうか?御見積をもらった事のある方は聞いた事あるかもしれません。

 

 

 

外壁塗装では、鉄部や付帯部の素地調整、下地調整の際に用いられる事が多く、ケレンもしくは目荒らしって言い方をします。(その他呼び名あるかも…)

ケレンには大きく分けて4種類あり、用途によって使い分けます。戸建で使うのは3種、4種が多いです。

 

 

 

 

 

 

1種ケレン・ブラスト法を用いてサビや旧塗膜を徹底除去!

 

4種類の中で最もケレンの効果が優れているのがこの1種ケレン。さびや旧塗膜を完全に除去して鋼材面を露出させます。

細かい砂や金属片などを使った研磨剤を高い圧力で打ち付けて表面をみがく「ブラスト法」を用います。とにかく大掛かりな作業になるため、道路橋など大きな構造物に対してのみ行われます。

徹底してさびや汚れが落ちるので防食効果は抜群ですが、粉塵が飛び散る、騒音が大きいなど周辺への影響が大きいのが難点です。作業を行うときは足場に専用の養生をしっかりと施し、作業者の防護も必要となります。

 

 

 

 

 

 

2種ケレン・ディスクサンダーなどの動力工具を用いる素地調整!

 

さびが発生している面積が30%以上とさびの状況が深刻な場合、この2種ケレンを用いてさびや旧塗膜を除去して鋼材面を露出させます。

2種ケレンはブラスト法ではなく、ディスクサンダーなどの動力工具や手工具を使ってさびや汚れを除去します。

職人の手作業で全てを行う2種ケレンは、橋梁など大規模な構造物の場合においては、鋼材面の面積も広く作業に時間がかかり費用も高くなるので実用的ではないとされています。

 

 

 

 

 

 

3種ケレン・活膜を残し、死膜は除去!

 

1種、2種はさびや汚れだけではなく旧塗膜をすべて取り除くことが前提ですが、3種は旧塗膜のうちしっかり密着しているものを「活膜」として残し、さびが発生している面やひび割れたり膨れたりしている旧塗膜を除去します。

 

【3種Aケレンさびが発生している面積 15~30%,塗膜異常面積 30%異常
【3種Bケレンさびが発生している面積 5~15%,塗膜異常面積 15~30%異常
【3種Cケレンさびが発生している面積 5%,塗膜異常面積 5~15%異常

 

3種ケレンはケレン面積に応じてA,B,Cの3つのランクに分かれますが、ケレン作業自体は同一となります。

 

 

 

 

 

4種ケレン・軽く目荒しする清掃程度の下地調整!

 

活膜は基本的に残し、それ以外のさびが発生している面やひび割れたり膨れたりしている旧塗膜を除去します。

全体的にダメージが少なく、さびも特に見当たらず、異常をきたしている塗付面が少ないので、汚れを落とし、軽く目荒しすることが主となります。目荒しとは、塗膜の食いつきをよくするために表面に凸凹をつけることです。作業自体は2種、3種と同様に動力工具や手工具を使用して行います。ケレンは塗料の密着性向上と美観に繋がります。

 

以上、ケレンについてのご説明でした。

 

 

 

冒頭でもお話しましたが、戸建てでは基本3種又は4種のケレンで下地調整を行います。使用する手工具はサンドペーパー、マジックロン、スコッチ、皮スキなどです。

 

 

戸建てのケレン・参考写真

 

 

 

 

 

 

最後までご覧になっていただきありがとうございました(^^)/

 

 

 

 

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